日能研での「クラスアップの基準」と「テストの解き直し方法」

中学受験
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またしても更新の間があいてしまいました。
昨年近所に越して来た義母に病気が発覚して入院手術となってしまい、ここ一ヶ月の記憶がほとんど無いです……😱
先日術後の検査結果もでて、一先ずホッと落ち着いたところです。


今回は、このブログにしてはめずらしく中学受験ブログっぽいタイトルで書いてみました。

直前期を除いて我が家では「日能研から出された宿題、そしてテスト直し」しかしていませんでした。他のことをする余裕など無かったからです

ですので、この記事では主に、「日能研でAクラスからMクラスを目指し」「最終的に難関中学校を目指した」我が家の経験を元に「クラスを上げるための基準」や「週テスト・公開模試の解き直し方法」を簡単にまとめました。

我が家が通っていた教室は「関東系の日能研」で、A1〜A4、M1〜M2の6クラス編成でした。
日能研関東系では基礎クラスがA、上位クラスがMでしたが、通っていた教室ではM1が応用 、M2が発展クラスという呼ばれ方もしていました。
息子の通っていた日能研にはTM(トップオブマスター)クラスはありませんでした。M2クラスから男女御三家に数名合格していました。

息子は4年の秋にA3クラスで入塾し、だいたい半年後の5年の春にA4クラスへ上がり、5年の秋(クラスアップの連絡をいただいたのは夏休み前でした)から受験終了までの間はM1クラスにいました

ということで、我が家はM2クラスに上がった経験はありませんので、
「Aクラス内でクラスアップしたい」または「AクラスからMクラスに上がりたい」という、日能研初心者のご家庭向けの内容となっております

「初心者向け」としたのは、我が家も「一般的に知られている方法」を調べたり人から聞いて取り入れていましたので、目新しい情報ではないかもしれない」ためです。

後ほど別の記事で詳しくご紹介する予定なのですが、私は受験伴走中に参考にしていたご本が3冊あります。

過去記事を読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、言わずと知れた受験界のカリスマ、「佐藤亮子さん」と「安浪京子先生」のお二方、そして「西村則康さん・小川大介さん」のご本です。

伴走中の私は心乱される出来事があるたびに(いつか受験ママ友問題で触れるかもです笑)こうした方々のご本を手に一人近所のカフェに足を運んでは、要点をひたすらノートに書き出しながら熟読していました。
そうすることで我が家の目的地や現在の我が子の立ち位置を冷静に再確認でき、同時に心を整えることもできました。

当時お世話になったこうしたご本のうちの一冊、「中学受験の基本のキ!(西村則康・小川大介さん共著 日経PB)」というご本には、日能研について以下のように記されていました。

日能研で難関校を目指すなら5年の秋以降は絶対に上位クラスに入ること

5年の夏に偏差値50〜55がそのボーダーライン

※私が読んでいたのは2016年発行の「中学受験 基本のキ! 新版」です


息子の偏差値は以下のように推移していました。

4年生の入塾後初めての公開模試(10月)で4教科 「41」
11〜12月は続けて「47」
翌年1月は「50」、2〜3月も続けて「51」と、安定して50に届くようになった頃、5年の春にA4クラスに上がりました

こちらは、5年生7月頭にあった面談でいただいた資料なので、夏以降の記載がありませんが、このあと夏休みにはいる直前にクラスアップのお知らせを電話でいただいた記憶があります。
日能研側がセッティングした面談の機会は5年時はこの一回のみだったので、後の資料は6年のものになってしまいMにあがる際とあがった直後の成績推移を掲載したプリントがなく残念ですが(マイ日能研のスクショも全部は撮っていなかったので……)
ですが、このプリントには前年度の平均偏差値も載っているのでA3時代との比較もできていいかなあと思い今回使ってみました。

また、A4クラスに上がって初めての公開模試で「59」を取ったのは、息子が得意だった理科がたまたま大ヒットして66という驚異の数字を叩き出し、他が大コケしなかったのでたまたま出た結果でした。
私が以前の習い事の記事で書いたように「何をしても上達しなかった息子だが、この場所でなら戦えるかもしれない」と感じたのはこの結果を受けてのことでした。
ですが、得意教科でこういう大ヒットをたまにかますだけで、算数は相変わらず苦手でA4クラスになっても5年の6月の模試までは40台をよく取っていました。
ですので成績は安定せず得意教科の出来によって乱高下しつつ、けれどその最低ラインは底上げされていってはいるので、じわじわと力はついていっているのが分かるかな、と、今見返してみて思います。
もちろん当時は結果に振り回されて喜んだりがっかりしたり、冷静に見る余裕などありませんでしたが。


「中学受験の基本のキ!」を読んだのは、5年の春〜夏前くらいのことでした。
A4クラスに上がった後も、模試や育成テストの結果は上がったり落ちたりしていましたが、ボーダーとされる「50〜55」には居ることができているな、と認識できました。

このご本を読んでから私は「秋までにMクラス」を目標に据えましたので、夏休みの直前にMクラスに上がれたと知った時は、本当に心の底からホッとしました。

また、日能研の保護者会では、各クラスの偏差値について以下のように説明がありました。

50台からA4クラス
M1クラスは50台半ばから58くらい
M2クラスは60以上

と説明があった記憶があり(メモなどが残っておらず、曖昧ですみません)、このご本に書かれている基準は、保護者会で示された基準と照らし合わせても矛盾がないことが分かります。
M1とM2の間に「2ポイント空いている」のが今となっては気になるところではあるのですが……😓

息子の進学した中学校は、通っていた教室のM1クラスの合格実績の中では偏差値が高い方で(息子の受験年度のクラス実績は持っていないのですが、過去いただいたクラス実績や、ざっと合格短冊を見渡した感じでは)50台半ばから後半くらいの学校の合格実績が最も多かった印象でした。

息子も直前期に苦しめられた、58の壁とも60の壁とも呼ばれる、難関校へと続く道を隔てる「断がい絶壁」は、M1とM2のあいだの、この「2ポイント」あたりに横たわっているのだろうなと漠然と感じました。

M1においての息子の結果はおそらく入試との相性、過去問のやり込み、直前期の苦手分野の追い込み、2月1日のコンディションの良さで掴めた結果でもあると思っていますが、
大前提として、志望校に梯子がかかったのは応用問題に取り組むことのできるMクラスに上がれたからに他なりません

日課である「計算と漢字」の計算部分は、サピックスの日課であるらしい「基礎トレ」という教材に近そうな「計算と一行題」に変わります。
(「計算と漢字」の計算部分はMクラスでは任意課題になりました)
Mクラスに上がったばかりのころは、この「計算と一行題」が本当にキツかったのですが、同時に、Mクラスに通うお子さん達との歴然としたレベル差を思い知らされたのも、このテキストに取り組んでいる時間でした

こちら、計算と一行題の一行題部分です。このように既出分野がランダムに出題されます。この頃から私は、算数についていけなくなりました。
A4クラス時代に解いた問題を見返しても類題が見つからない……解答のみで解説が配られないため、質問にいけない息子のためにネットで解法を検索する日々。教科ごとに出ている宿題とは別の「毎日のルーティン」にしては、我が家には重すぎました。

それでは、ここからは、「そんなMクラスにあがるための条件」や、クラスアップのためには欠かすことのできない「テスト直し」を、「日々宿題に追われて余裕のない中でこなしていくための方法」について触れていこうと思います。

当時、我が家が調べたり人から聞いた情報では、Mクラスに上がるために抑えたい点は以下の通りでした。

  • 模試の偏差値は55が基準
  • 育成テストの「基礎問題」は基本満点を取るようにする。
  • 評価8以上、クラス平均プラス30点取れば上位3位に入り、Mに上がることができる。
  • これらの成績は実はMクラスでは真ん中くらいに位置するので、上がってから全くついていけないということはない。

これらの成績が一度ではなく、ある程度継続して取れると上がるのだと思います。
我が家ではクラス内3位を取れない時もありましたが、上がることができました。3位は取れずとも5位以内には入っていました。

当時の「マイ日能研」の画面です。赤丸をつけた「受験種別集計の方の評価」で8以上を目指します。
7年も前のものですが、念のため、得点の下一桁、順位の下二桁を伏せています。

Mクラスへ上がる目的に限らず、育成テストと公開模試の解き直しは必須ですが、我が家の経験から、親子で一緒に解き直すことを強くおすすめします
失点の原因を親が客観的に解明できるからというのはもちろんですが、解き直しは親のメンタル安定にも効果があると感じたからです

問題文の見落としや、答えの写し間違いで失点していた、理解はしていたけれど計算ミスだった、という失点を「こことここが合っていたら10点加算されていたな」「本来はもうちょっと取れたはず」「出ている数字ほどできていない(理解していない)わけではなかった」と、焦る気持ちを落ち着けることができたからです

解き直しの際に「親子バトルになってしまう・隣で一緒に解説を追ったり、説明してあげる暇がない」というご家庭は、親が事前に準備する必要がありますが、我が家が直前期にやっていた「赤ペン先生方式」がおすすめです。
下の記事の「模試や週テストの見直しは「目を通すだけ」で済むように準備」という項目をご参考にどうぞ。

①テストの結果が出たら、まずは親が「答案用紙」「アンサーガイド」を全てプリントアウトします。全ページ使うことはないかもしれませんが、全てプリントアウトし教科ごとにホチキスでとめておきます。

②答案用紙には正答率が書いてありますので、正答率50%以上の間違えた問題の解答欄・問題・アンサーガイドを全てマークします。
(お子さんの余力や解き直す問題の量、在籍しているクラスによって、正答率の基準は調整してください)



③マークした問題を、筆跡から「ケアレスで失点したのか」、「理解や定着していないことで失点したのか」で区別し、子供と一緒にそれを確認します。ケアレスで間違えたものは、「計算ミス」「条件の見落とし」など原因を問題の横にさっとメモしておきます。

正答率が高く、理解や定着ができていないことで失点している問題を解き直すことが大切です。
アンサーガイドを読みながらですと問題なく解き直せると思いますが、解法が理解できているか怪しい、または定着していなそうな場合、アンサーガイドにある「参照箇所」に戻りましょう
その際に、過去のノートやテキストから目的の場所をサッと見つけられるように、普段から「該当箇所を見つけやすいノート・テキスト」を作っておくようにしましょう
見直しやすいテキストとノートについて、以下の記事内で一部触れています。(改めて、テキストやノート選びの記事をまとめ直そうと思います)



時間がなく、テスト直しもままならない、というご家庭は、まずは50%以上の間違えた問題を解き直し、必要に応じて参照箇所を振り返れたら終了とします
それも回せない、という場合は毎日1問ずつを次のテストまでできるだけやる、または苦手な教科だけでもやる、でも良いかなと思います。
解きっぱなしだけは、半日もかけて解いたお子さんの労力が勿体無いので、出来る範囲で良いので解き直しをしてください。

余裕が出てきたら40%台半ばくらいまでなら解き直すといいでしょう。
間違っても公開模試の最後の方にあるような数%問題なんて手を出してはいけません
このような問いは「満点防止問題」と捉えて、我が家は6年後期であっても算数の数%問題はスルーしていました。(志望校を目指すようになってからは10%台も解き直し、というより解法のチェックをしていましたが、とりあえずは50%の解き直しで問題ないです)

日能研の保護者会で「中学受験の勉強は、絵を描いていくイメージで捉えてください」と説明がありました。
4年生の頃は各分野に大まかに色をのせ、5年生、6年生と同じ場所により細かく描き込んでいき、最終的に6年後期で仕上げに入る、と。

安浪京子先生も、中学受験カフェの「中学受験全体を俯瞰しよう」という動画内で「6年生前期まではとにかく基礎」とおっしゃられています。
その時々のテストの正答率50%付近の問題が「基礎」となってくると思いますので、得点できるよう目指していきましょう。

こちらの動画、私も伴走時代に見たかったです😢
不安になられている方は是非一度、こちらの動画で全体像を掴んでみてください



塾の授業だけでは基礎が不安だというお子さんは、きょうこ先生の「はじめまして受験算数」やきょうこ先生と富田先生の「となりにカテキョ 算数」シリーズ(金子先生、青山先生の国語もあります)を長期休みを利用して、単元を決めて取り組んでみる方法も。
じっくり説明を読んだり、はじめまして受験算数はyoutubeに動画もありますので、理解できるまで繰り返し解説を聞き直すことができます。

ここまで読んでくださった方は、我が家のことを「さぞやキッチリとテスト直しを回せていたのだろう」と思われたことでしょうが、いえ、とんでもない。

Aクラスだった頃は特にでしたが、日々の宿題や漢字の小テスト対策で手いっぱいで、親子で溺れているような毎日でした。
受験ブログなどで見かけるようなご家庭と比べるとお恥ずかしい限りですが、解きっぱなしになってしまったテストも数多くありました。
ですが、今となっては思います。

「いいのです、そういう時もあります」

そういう時があったとしても、くじけず「回そうとし続ける」ことが何よりも必要なことだったなと思います。
毎週のようにあるテストは立ち止まってしまうと溜まる一方。
十分に解き直せなかったとしても、「この解き方どうせまた忘れるでしょ……」と虚無感に苛まれたとしても、前に進みましょう。
上に紹介した動画内できょうこ先生もおっしゃられていますが、GW講習や季節講習、そして学年が上がるたびにスパイラルで同じ分野を再び学び直すチャンスが訪れます。

あっぷあっぷしながらも、Mクラスに上がったころ、やっとテストとの付き合い方が掴めてきた我が家。
分刻みで時間を管理するようになった6年生になって、初めて「赤ペン先生方式」で効率よく解き直すことも試みました。

今回は、そんな私が過去の自分に伝えるような気持ちで、クラスアップとテスト直しについてまとめてみました。



次回の予定ですが、日能研のテキストへのラベルの貼り方やノートの選び方などについて、また改めてまとめ直したいと思っております。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


バツ(×)にイライラして解き直しが捗らなかった我が家の体験談はこちらです↓

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