ワクワクしたい,感じたい,そして覚えたい!日本列島【社会:地理編】我が家の勉強法とおすすめ教材

お役立ち情報

地理編と書きましたが、歴史編とかを書くかは分からないです😅
歴史はストーリーものっぽい部分があるので、息子のラズくんは地理ほどは習得に苦労しませんでした。
5年生でおおまかな流れを頭に入れて、6年生で年号を含めた細部まで仕上がった感じでしょうか。
塾のテキストやテストで繰り返したくさんの問題を解き、解説を受けるうちに頭に入っていったのだと思います。

歴史について我が家でやっていたこと

歴史の勉強に関して、書くか分からないので、ここで少し触れておこうと思います。
漫画(小学館版の「日本の歴史」)は5年生ですぐにセット購入しましたが、とても面白かったようで、繰り返し繰り返し細かいところまで読んでいました。
6年生の直前期まで読んでいました。
もっと言うと、入試の前日に思わぬところで大活躍しました。
夫が言うには「大学入試まで役立つぞ」とか……ほんとに?! 
価格は少しお高めでしたが、我が家では、現時点で十分元が取れています☺️

我が家にあるのは旧版です。

またyoutube動画で年号の歌もよく聞いていました。朝ごはん食べながらよく流していました😅 いまだに私の頭にはフレーズが残っています 笑
※我が家では日常的に時事情報はニュース番組よりも新聞から得るようにしています。子供用には当時は「毎日小学生新聞」を取っていました。

いまだに耳に残っている年号ソングです😄
てつおうさんの年号ソングもよく聴きました♫

それからNHK「歴史探偵」は当時放送していませんでしたが、現在はよく見ています。当時放送していたら、きっと見ていたと思います。

受験生時代に放送していたNHK「歴史秘話ヒストリア」はちょっと大人っぽい雰囲気だったからか、何回かつけたところ、ラズくんはあまり集中して見ていなかったので録画しませんでしたが、受験生のお友達はよく見ていたと言っていました。

ラズくんみたいな子供には、昔放送していたTBS 世紀のワイドショー!「ザ・今夜はヒストリー」みたいなノリの番組があったらなあ〜と当時思っていました。
有料放送やDVDがあるなら購入してでも全回見せたかった!😫です。。

歴史にも地理にも地学にも通じるNHK「ブラタモリ」も中学受験生の定番番組ですね。
6年後期の我が家では、テレビはほぼ「ブラタモリ」しか流していなかったので食傷気味になってしまい、受験が終わって半年は見れなくなりました、私が😨
今はまた楽しく見ています(^_^)

※ラズくんは小さな頃からアニメやドラマに興味がなく、テレビ番組は受験関係なく、我が家ではドキュメンタリーやバラエティーばかり見ていました。
「アンパンマン」や「妖怪ウォッチ」もバイキンマンなどの敵が怖くて泣いてしまい、見れなかったのです。
「目がテン!」「ららら♪ クラシック(今はクラシックTV)」「NHKスペシャル」「ケンミンショー」「地球ドラマチック」などは昔からよく見ていました。


以上の番組と漫画を見ていたくらいで、宿題やテスト前後のルーティン(週テスト範囲内の復習やテスト直し)以外に、歴史はあまり家庭学習に時間をかけませんでしたが、地理は自宅でかなり対策をしました

親の私も地理の暗記ができなかった

少し、私の学生時代の話になります。
お恥ずかしい話ですが、私は社会が大嫌いでした。暗記が苦手だったからです。
モチベーションは下がりに下がり、白地図といったら苦痛の記憶しかなく、苦手意識は自分でもどうにもなりませんでした。

私は方向感覚もなく日常的に地図を読むのも苦手です。理科では天体も「捉えにくい」部類に入ります。(暗記が沢山ある社会よりずっとマシでしたが)

そんな私でも意識せず隅々まで頭に入ってしまった地図がありました。
それはドラクエのマップです(・_・;
また、国語の授業で「自分で地図を作ってそれを元に物語を書く」という取り組みがあり、教科書の挿絵の地図を見ているだけでいろいろなドラマが想像できて、とてもワクワクしたことも記憶に残っています。

私は確かに暗記が苦手でしたが、なによりも日本列島に「興味がなく」「ワクワクしなかった」ことがなかなか頭に入ってこなかった要因だった気がします。

乗り物酔いしやすかったこともあり、子供の頃は旅行があまり好きではありませんでしたし、目の前の風景や町並みや文化を楽しむことよりも、酔い止めの眠気に負けていたか空想の世界に入り浸っているような状態でした(・・;)
また、地図の見方が下手なので、地形を捉えるのに少し工夫も必要だったのかな、とも思います。

ラズくんは私に似ているところもあるし、きっと私みたいに社会が苦手なんだろうな」と最初は勝手に決めつけて、かつて自分が苦しんでいた頃のような、イヤ〜な気分になっていました。

息子もあっという間に社会嫌いに。けれど……

我が家は入塾が半年ほど遅れたので、日能研に通い始めた時点で地理はだいぶ進んでいました。
ラズくんの社会の偏差値は36からスタートしました。
とにかく模試で点数を取れるようにするためには、既に出てきている地名を覚えていくしかないなと思いました。
公開模試は全範囲なので、歴史のターンになってもずっと地理という穴は付きまとい、失点してしまいます。
「飛騨山脈何回出たよ?! そろそろ書けてもいいんじゃない?」という状況を一刻も早く脱したかったです。

そしてラズくん自身、暗記が苦手という自覚があったので、
暗記が多社会は大嫌いだし苦手
と、まるで過去の私が憑依したかのように社会が苦手教科になってしまったのでした😨

ですが、ラズくんが6年生後期に入ったころには、社会は得意教科に変わっていて、国語や理科とともに、頼もしい得点源となっていました。(というか算数が足を引っ張っていました(・・;)
よくぞここまで定着したなあと、私も見ていて驚いてしまったくらいでした。

今回は、「暗記が苦手で、興味のないことが定着しにくい」ラズくんがどのようにして日本列島を頭に入れていったか、我が家で実践していた「地理の勉強法」をご紹介いたします。

4年生時に使っていた「あきやまメソッドのパズル」

地図とにらめっこして覚えるなんてきっとラズくんは苦痛だろうと思ったので、まずは遊び感覚で負担感なくできそうな、このパズルを選んでみました。

「1日10分で えがじょうずにかけるほん」など児童絵画指導の本を出されている、あきやま かぜさぶろうさんの「1日10分でちずをおぼえる大きなパズル」(こども絵本) です。写真は我が家にある旧版ですが、改訂版が出ているようです。

4年生の、入塾したてくらいの時期だけでしたが、できるだけ毎日このパズルで遊びました。
「1日10分」というフレーズと「見た目的に抵抗感が少なそう」な感じに惹かれ購入したものでしたが、これがなかなかよかったのです。
というのも、中学受験では「都道府県の形」を覚えている必要があったからです。

ラズくんが6年生のときに自宅で問題を解きながら「徳島県はロケットだからこれしか考えられない」みたいなことをつぶやいているのを聞き、「あのパズル役立ってたんだ!」と、初めてパズルの効果に気づいたのでした😅

日本列島にハマりたい、覚えたい!『3つの地理攻略方法』

ラズくんは幼く、また特性からかスーパーで買い物をする時に「あ、このピーマン宮崎だって、この時期だから何栽培かな?」とか話しかけても、空想の世界に浸っていたので無反応でした(・・;)

今でもそういうところは色濃く残っていて、そうした特性が、通級の検査結果に書かれていた「文化的知識の定着が得意な反面、社会通念に弱さのある」ラズくんを形成しているのだと思います。

成長していくにつれ、だんだんと殻から出てきている感じはしますが、この頃は興味あること以外にあまり目を向けられなかった時期でしたので、電車や車での移動時やスーパーの産地名などから日常的に自然に知識を蓄えていく、という学び方が難しかったです。

そこで我が家が実践し、効果のあった学習法3つをご紹介いたします。

地理攻略法❶ 日本列島にワクワクしたい!ドラマチックな成り立ちが学べる
NHKスペシャル「ジオジャパン」シリーズ

この番組は本当にオススメです。
日本がどのようにして今の形になったのか、その過程を迫力あるCGで学ぶことができます。

視聴方法は下で詳しく説明しています。

白地図で強引にまる記憶しようとしていた私は、勿体無い勉強の仕方をしていたな、と感じました。
日本の下では複数のプレートがぶつかりあっていると言われますが、3つのプレートと地球の脈動があったからこそ日本の今の形が誕生したのだと分かります。
北アルプスや紀伊山地、房総半島などの地形の一つ一つが色鮮やかに感じられ、意味のあるものとして定着していくと思います。
番組内に出てくる、「ジオ御膳メニュー」やダジャレも気合が入っていて、相当ひねってあるなと感じました😃
ぜひシリーズ4編とも見ていただきたいです😊

★2017年〜放送の番組ですが、現在どこで視聴することができるか料金とともに調べてみました。(2023年6月時点)
NHKオンデマンド(見放題パック月額990円 or 単品 72時間 220円)または、
アマゾンプライム(プライム会員 月額500円 初月無料+NHKオンデマンド 月額990円)
U-NEXT (月額2189円 初月無料+NHKオンデマンド 月額990円 ポイント利用で無料)などで配信しているようです。
U-NEXTは初月無料+通常は600ポイントもらえますが『NHKオンデマンド専用ページ』から登録しますと、NHKオンデマンド見放題パック(月額990円)に使える1000ポイントがつくとのことで、最初の1ヶ月は無料で視聴できるようです。
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地理攻略法❷ 山も平野も川も 日本列島を感じたい!
「立体日本地図


地理が嫌いになったラズくんに「地形を捉えやすい地図はないものか」と白地図やアプリを漁っていた時期がありました。
私が探していたのは、山脈や平野や盆地や川や湖など同時に学べる教材でした。
この山脈の横にこの平野があってこの川が通る、という、山脈は山脈で単独で覚えたあとに周囲の位置関係もパッと確認できる地図や教材を探していましたが、なかなか見つけられませんでした。
地図帳の地図には全部の情報が書いてありますけれど、ごちゃごちゃしていてパッと捉えにくいので……。
アプリなんてありそうなものなのに、当時見つかりませんでした。

ですので、透明の下敷きを使って、重ねて見れる地図を自作しようとしました。
ですが、少しずつズレがでてきてしまって正確に作るのが難しかったのと、やっぱり見た目がゴチャゴチャしてきてしまうので断念しました。

探すうちに「これだ!」と思ったのが立体の地図です。
立体なことで形をパッと捉えやすく、別途プリントした川や山脈などの地図を見た後に、立体地図の該当する場所を確認すると、この山の横にこの川がこういう形で流れてるのか、という具合に捉えやすい感じがしました。

立体日本地図カレンダー(株式会社ソウマ)」に、「ぷりんときっず」様でダウンロードできる「学習ポスター → 日本地図」から必要な地図をプリントして貼っています。

それから、北見? 北上? 山地? 高地?などど、迷う時があると思いますが……

立体地図だと

「なるほど、山がぽつぽつとあるから山地だった」とか

「密集していて全体的に盛り上がってるからこの辺は高地だったなあ」
とか、

たっか!!とか

視覚的に覚えやすいですし、面白いです😁

この立体地図は、佐藤亮子さんの「暗記は机に向かってするものではない」という言葉に習って、
トイレの壁に貼っていました。


地理攻略法❸日本列島を覚えたい!
「寝る前5分間の”口頭”白地図」

これは、ちょっと親は億劫ですが(・・;)
毎日コツコツの積み重ねで大成功した方法ですので、白地図が苦手、苦痛で拒絶反応を見せているお子さんにぜひお試しください。

ラズくんがベッドに入ったら、私は横に用意した椅子に座って白地図帳を広げ、空欄を指して口頭で答えさせていました。
これは、あるママ友さんと話していて言われた言葉がきっかけで始めたことです。

私が「地理が定着しないから、寝る前に1回は白地図をやらせたいのだけど、すごく嫌がるんだよね〜」と愚痴っていた時に言われたことです。

ママ友さん「私も白地図が嫌いだったからわかるけど、1人で白地図を埋めるってかなり辛いと思うよ。一緒にやってあげたらいいんじゃない?

ガツンと衝撃が走りました。
私も白地図が苦しかったくせに、子供にそれを強要していたことに気づいたからです。

それからというもの、毎日寝る前にベッドに入った状態で、ちょっとふざけたりしながら「これなーんだ!」と答えさせるようにしました。
なぜ寝る前かというと、単純にベッドに入ってリラックスしてあとは寝るだけ、という時が気分良くできるかな〜と思ってやっていたのですが、
後から「記憶学習は寝る直前がいい」と知り、たまたまいい感じに時間もハマってたのかな! と思いました😊

口頭なので漢字はどうするかというと、例えば那覇など「書けるかな?」という漢字の地名が出てきたら
「漢字を頭に思い浮かべてみて」と言ってから、用意しておいた裏紙に大きく「那覇」と書いて見せて「どう? 合ってた?」と確認するようにしました。

当然、5分くらいですと少ししかできませんが、「まだ2年ある、1年ある」と欲張らないことにしました。
できない日も当然ありましたが、週に3日できれば15分。1年続けば13時間です。

6年生の後半くらいだったと思いますが、その頃になると、白地図をパラパラと捲っている間に「ストップ!」と言わせ、「今日は世界遺産でーす!」と、
たまたま開いた白地図のページをランダムで解かせる「ゲーム要素」も取り入れました。
定着していないものに印をしておいて、印のついた地名を繰り替えすうちに、ほぼ完全に定着しました。

ちなみにですが、家庭学習で使っていたのは「サピックスの白地図トレーニング帳」でした。

4年生からずっと使っていました。カバーなくなってしまいました……

勤務先の、日能研にお子さんを通わせている先輩ママに「白地図は日能研のよりサピックスがいいよ」とおすすめされたので😅(日能研ごめんなさい)


地理攻略法番外編
「自学ノートに白地図を」


こちらも日能研の先輩ママにアドバイスしてもらって実践した方法です。
小学校の宿題と受験勉強を両立する方法です。
ラズくんが通っていた小学校では、5年生の時「一時間ほどの自学」が宿題として度々出されました。
そんな時はよく、サピックスの白地図(都道府県や平野・山脈程度のもの)をコピーして解かせたものを貼っていました。
忙しいときは自学をやる余裕が全くないときもあるので、休日など時間のある時にあらかじめ白地図を解かせ、何枚かストックしておき、宿題が出た時に貼って提出することもありました😅

他には、小学校で解き終わっていないままランドセルに入っていたプリントを解かせて貼ったり、
カラーテストで間違えていた問題を解き直して切って貼ったり、あまり負担にならないものを息抜きのような感じで取り組ませたりもしました。
とにかく時間がなかったので、自学に関しては本人に伺いを立てながらも親が主導でどんどん準備してこなしていきました(・・;)

塾の宿題の一部をコピーしたりして自学で提出することは、我が家ではしませんでした。
受験を完走できるかという不安もあり、進学塾に通っていることも一部の親しい人にしか話していませんでしたので。。

中学受験は長期戦ですが、だからこそコツコツと小さな歩みを重ねることで、予想もしていなかったような場所までたどり着くことのできる、親子の長い旅だったと特ににこの地理の学習では感じました。

今回は「暗記の苦手な」息子のために、我が家が実践していた地理の勉強方法について書かせていただきました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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